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USJ2005晩秋:クリスマスツアーの収支決算(損得勘定) [旅行記]

 インターバルとしてここで一つ、今回我々が参加したクリスマスツアーの損得勘定でもやってみたいと思います。果たして我々は一人あたり5500円の元は取れたのか?

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USJ2005晩秋:1日目・クリスマスツアーハイライトとエビ三昧 [旅行記]

 暗闇に沈む巨大なツリーの前にはすでに人だかり。しかしガイドのTさんは横の関係者入り口からツアー参加者である我々を招き入れ、舞台すぐ前の最前列な空間へと案内してくれます。そこだけロープで区切られていて、まさに特別空間。他の人からの「なんだー」という視線もちょっと感じつつ。こちらも思わず肩身が狭くなってしまうような厚遇でしたが、さらに輪をかけるようにTさんからは「(最前列の場所取りをするために)何時間も待っておられる方もいらっしゃいますので、後ろの視線を遮ったりしないようにちゃんと座って下さいねー」という注意がありました。
 確かに翌日、4時くらいに終わるパレードの直後から最前列の場所取りしている人を見かけましたので、そういう方は2時間近く待っていることになります。
 そのような苦労とは比べものになりませんが(代わりにお金払っているわけですが)、我々もアスファルトの上に直に座って15分ほど待ちました。途中、Tさんから電灯のローソクを渡してもらったり。

そして闇に沈んだクリスマスツリーに灯りがついて、「ホワイト・クリスマス・キャロル」のショーが開演です。

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USJ2005晩秋:1日目・クリスマスツアーの散策は細かく [旅行記]

 その後はすぐ隣にあるアトラクション「バックドラフト」へと案内されました。もちろん並ばずに入れます。以前にも見たことがあるこのアトラクション、というわけで前回記事のアトラクション編その1も参照にしてください。バックドラフトは一番下にあります。
 並ばずに入れるとはいえこのアトラクションは立って説明フィルムを見聞きしている時間も長く、パークの中ではそんなに人気のあるアトラクションというわけではないと思うのですが、やっぱり最後の炎のショーはすごいと思いました。火事など火にトラウマのある人なら見ない方がいいというくらいです。あれだけの炎を室内で展開することに、よく消防署の許可が下りたよなあと妙に感心してしまいました。
 それ以上に、寒い風にあおられて歩いてきた身には、とても暖かかったことも事実なのです。おお、人間って恐ろしい。火事の恐ろしさも火の怖さも、体に感じる熱の暖かさと同値とは。・・・とかいうことにも感動したアトラクションでした。アホアホ(私が)。


 ここから出た後は、同行のFさん達がまだジュラシックパークエリアには行っておられないというので、そっちにちょっと足を伸ばすことになりました。

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USJ2005晩秋:1日目・クリスマスツアーは足元ツアー [旅行記]

 指定された時刻午後3時5分すぎに入り口近くの待ち合わせ場所へ。そこで今回ガイドをして下さるTさんと、同行するFさん達にお会いしました。Tさんは見るからに明るくて人好きのする、というか人に好かれて人が好きなんだろうなあという感じのするお姉さん。・・・私とは正反対のタイプです。はははー。
 しかし一方で、胸に付けていたエルモのぬいぐるみのアラームを何度も間違って鳴らしたり、我々とFさん(男性と女性のカップル)の名前を最初に間違えてインプットしたらしく、何度も取り違えたりとお茶目な一面も。

 いろいろ説明を受けつつサンタの帽子を渡されて、これをかぶってスタートです。
 

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USJ2005晩秋:1日目・パスポート発行とクリスマスな昼食 [旅行記]

 USJことユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行ってきました。私がUSJに行ったのは二回目です(前回記事)。
 前の経験がとても楽しかったので、今度はクリスマスシーズンのUSJを見てみようということで、また母と二人で行ってきました。

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民主党ブロガー懇談会:ネットと政治に関して-先端vsド素人 [旅行記]

 さて、話はネットのことに移りました。これは民主党さん側が、今回一番聞きたかったことではないかと思われます。先の憲法問題で我々は民主党に質問をぶつけましたが、その見返り・・・といってはなんですが、民主党さんが求めていたのはネットに対する情報だろうと。
 そして実際にある程度ネットを知っていらっしゃる大塚議員や細野議員に比べ、前原代表は多分ほとんどネットというもの自体をご存知ではありません。「代表にネットを教えて下さいー」という民主党議員さんからの無言の電波を、私はあの場で受信しましたです。びびび。

 そんな思惑があったのかなかったのか、大塚議員は次にFPN/ネットコミュニケーションからの視点を運営しておられる徳力さんに話を振られました。


 ではまたR30さんの速報録絵文録ことのはさんのテープ起こし記事を参照にしていただきつつ、私がとったノートを元に話の流れを追いたいと思います。(速記録には抜けている部分もありますことを、二度目ですがお断りしておきます。また私の方のノートも、もしかしたら事実誤認が含まれているかもしれないことをご承知おき下さい。コメントにてご指摘いただければ訂正します)

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ハウステンボス2005秋:3日目・大村湾クルーズそして出国 [旅行記]

 帆船・観光丸に乗ってのクルーズは、前回ハウステンボスに来た時に初体験したのですが、母共々一度で病みつきになりました。今回も是非乗りたいと思っていたのですけど、なかなか出航時間が折り合わず。2日目の夕方に間に合わなかった時点であきらめかけていたのですが、朝10時からの特別便が運航されていると知り、時間が合えば是非乗ろうということになっていました。
 そして朝食を終えて部屋に帰るとちょうど時間は9時30分過ぎ。なんというか、絶妙すぎる時間です。これはやっぱり行かないとと思い、どうせなのでもうチェックアウトしてしまうことにします。
 フロントで母がチェックアウトの手続きを取り、荷物はクロークに預けます。希望すれば、確か出国口まで運んでくれるはずです(時間の制約はあると思いますけど)。我々の場合はここから出国口が近かったので、ただ預けるだけに。


 ホテル・デンハーグからは観光丸が停泊している桟橋は目の前です。リンク先のホテル紹介写真にも、ばっちりその姿が映っているくらいです。今回、船の全景の写真を撮ることには失敗しましたので、そちらでご覧下さい。
 見ての通りの3本マストの帆船で、他に外輪も付いているので小回りも利きます。このリンク先に説明がありますが、初代・観光丸は幕末のオランダ軍艦であり、当時の幕府が譲り受けて長崎海軍伝習所の練習船になったというもの。それをハウステンボスが12億円の費用をかけてオランダで復元、十数人の乗組員によって日本まで曳航してきたという、船内アナウンスでもさらっと語られますがなにげに凄い船です。

 その凄さは実際に乗ってみて感じるのですが、やっぱり小さいのですよ。船内はかなり自由に歩き回れますが、船の先端から船尾まで歩いて1分。リンク先によると全長65.80m。甲板下にも降りられますが、狭っ苦しさを感じる広さです。ほとんどが木製。これで地球半周してきたのかと思うと、現代でも凄いと思うくらいなのに、初代・観光丸は150年前にそれを成したのですから。やっぱり実際に乗ってみて感じることっていうのはあるものです。

 そしてクルーズ自体も実に快適です。時間も限られていますのでメインはスクリューで動きますが、見せるために1枚だけ帆も揚げてくれます。その時の乗組員の皆さんの手際や、飛び交う専門用語がなんともカッコイイ。そうそう、この船の乗り組み員の皆さんはいかにも専門知識を身に付けた海の男という風情を漂わせ、船長の号令以下さっと動いたり、そうかと思うと切符のもぎりから自転車に乗って客呼び込みに行ったり、もてなし役としてもしっかり働いていらっしゃるのですが、それでもどうしても消えない「海の男」の雰囲気がなんとも魅力的でたまらないのです。
 ハウステンボスでも他の従業員さんとはまた違った、ちょっと異色な皆さんです。私が小学生男子なら、まず間違いなく憧れます。

船は結構なスピードで、あっという間に街が小さくなります。

 ふふふ、しかしこの船に乗る最大の魅力・そして目的はこれです。船首部分のロープ渡り。

この部分を渡ります。

こんな感じで。

 
 落ちないようにネットが張られていますが、足元は2本のロープのみ。この上を歩くようにと指示されます。登っているうちはまだいいのですが、降りる時は結構滑るので大変です。
 しかし下はこの通り海。吹き抜ける風。360度開けた解放感はたまりません。少し足を止めて背筋を伸ばしてみると、タイタニックごっこの気分が味わえます。

 前回乗った時はほとんどが大人で、「どうぞ渡って下さい」というアナウンスがあったときも、皆さん「えー」という態度だったのですが、結局ほとんどの人が渡っていました。そういう、なんというかジェットコースター的危ないものに惹かれる魅力+本物の迫力というものがあるのですよ。時間がある限り何度でも挑戦していいのですが、2回目行く人も少なくありません。私もいそいそと挑戦しましたし、母もその様子を見て後から参加していました。そして今回は始めから二人とも渡る気満々でした。
 今回は小学生らしい集団が乗り込んでいましたので、みんな嬉々として渡っていました。「こえー」という声はあちこちから聞こえていましたけど。でもやっぱり2回目に挑戦する子も数知れず。

 その後は甲板でロープの結び方講座も行われていましたが、私は舷側に立ってぼーっと大村湾を、そしてハウステンボスを眺めていました。
  
 だんだん街が近づいてきます。

今回お世話になった、ホテル・デンハーグ。


 クルーズが終わった後は、すっかりおなじみになったオークションハウス「ランガダイク」に行って、7割引でお土産を買い込み、このあたりにある他のお店もざっと見て回って、普通宅急便では送れないチーズや明太子などの生鮮食料品土産を買い込み、また海から出国です。


 帰りの船に乗り込んでまず母と交わした言葉は「また来ようね」。
 どうやらこの街は、まだまだ我々を虜にして放さないようです。

我が家にてお仲間に歓迎されるくまの図。

 ここまで読んでくださってありがとうございました。(ハードとソフト話の余談はまた後日)


「ハウステンボス2005秋」シリーズ
 1日目・その後への布石
 1日目・バラ園の薔薇たち
 1日目・ホテルとくま落札
 1日目・くま入手とパエリヤ
 -
 2日目・トラベルマンの旅路
 2日目・コスモスの迷宮
 2日目・ダリアの夢幻
 2日目・昼食にまつわるエトセトラ
 2日目・三色の花畑と隠れた裏道
 2日目・花のカフェとお買い物
 2日目・豆乳フォンデュと花火の夜
 -
 3日目・朝食の素晴らしさについて
 3日目・大村湾クルーズそして出国


ハウステンボス2005秋:3日目・朝食の素晴らしさについて [旅行記]

 さて、いよいよ旅も最終日。昼には我々はこの地を離れ、また海から出国します。とはいえ最終日まで、もちろんハウステンボスを楽しみ尽くす気持ちはこれっぽっちも薄れてはいないのです。

 なぜなら。まず、ここのホテルの朝ご飯はとても美味しいので。
 2日目にもちょっと書いたと思いますが、ホントーに美味しいです。園内ホテル3つ泊まった人間が言うのですから間違いないです。これはちょっとホテルの朝食という範囲を超えている、というレベルで美味しいのです。
 とはいえそんなに珍しいメニューがあるわけではありません。最高級のホテル・ヨーロッパに泊まるとモーニング・シャンパンというのが用意されていて、その名の通りシャンパンが朝から目覚ましに饗されるという名物なのですが、それは珍しいかな。

 デンハーグやアムステルダムでは朝食はバイキング形式ですが、和食も洋食もそれぞれに基本の品が用意されていて過不足ない感じです。ただし先述したようにそんなに珍しい品物があるわけではありません。けれども、ここの名誉総料理長である上柿元勝さんのブランドである、お店で買ったら270gで1050円のソーセージとか、一ビン630円から950円のジャムが、さりげなく平然と「いくらでもお取り下さい」と山積みされていたりするのです。なんかとっても小市民でなんですが、ささやかに贅沢で感動的です。
 もちろんパンはホテルでの焼きたて。特にバナナマフィンが美味しいと評判ですが、私や母はパンプディングも好きです。母がおかゆの焚き具合が絶妙だと感心していた話は2日目に書きましたが、私も以前ここの煮豆を食べてその炊き方の絶妙さに感動した覚えがあります。

 だって朝食は、こう言ってはなんですが、レストランの本分ではないのですよ。特に和食は、ここの厨房(1日目に食べたように本来は地中海風フレンチレストラン)の本職ではないのです。だけどとっても美味しい。そのことにとても感動するのです。少しも手抜きがないどころか、むしろ底力を見せつけられた気分にすらなります。
 給仕する人達のサービスもとても丁寧です。まず爽やかな「おはようございます」という挨拶から始まり、ここのレストランはガラス張りのテラスなのですが、日射しが入りすぎないように、けれどもちゃんと海を見たり景色も楽しめるように細かくブラインドを上げ下げして気を配ってくれますし、食べ終わったお皿はすさまじいスピードで、ちょっと目を離した隙に下げられています。バイキングで手に持つ量が多くなっていると、すぐに「お運びしましょうか」と声をかけてくれますし、滅茶苦茶親切です。
 朝からこれだと、そりゃもう一日頑張るぞーという気分にもなろうものです。


  私が食べたのはこちら。
 バイキングにしては取っている品数が少ないですが、私はこういう場合少数精鋭主義です。しかも美味しかったら同じものを何度も取りに行ったりします。基本的に保守的で、攻撃よりも守りなのです。朝食でそこまで語らなくてもいいです。
 ともあれ、左から麦芽パンに上柿元ブランドのびわジャムをたっぷり乗せたものと、オレンジジュースと、オムレツと上柿元ブランドのソーセージ。・・・高いものをきっちり食べてやろうという心意気が現れております。
 だってー、びわジャムなんて珍しいし、私は枇杷大好きですし、しかも買ったら1ビン950円ですよ。それが普通に置いてあるんですよ。そりゃ、トースターで焼きたてのパンに山盛りにするしかないでしょう(ぐっ)。もちろんバターも塗って。カロリー計算外で。
 枇杷ジャム、高級品だけのことはあるなという、手堅いお味でした。そんなにビワの風味や存在感を強く出しているわけじゃないんですが、口の中には確かにビワの上品な甘みが広がり、思いっきり甘いんですが気分の悪くなるような甘さじゃなくて、後味はフルーティーという。思わずもう1枚焼いて、また同じように枇杷ジャム塗って食べました。だって1ビン950円(いい加減しつこいです)。

 そのようにして贅沢な朝食をたっぷりゆっくり楽しみ、テラスから見える海の風景を見つつ、食べ終わって部屋に帰るとちょうどいい時間。なにがかというと、観光丸という船に乗っての大村湾クルーズです。これの特別便が朝10時から運航されているのです。


「ハウステンボス2005秋」シリーズ
 1日目・その後への布石
 1日目・バラ園の薔薇たち
 1日目・ホテルとくま落札
 1日目・くま入手とパエリヤ
 -
 2日目・トラベルマンの旅路
 2日目・コスモスの迷宮
 2日目・ダリアの夢幻
 2日目・昼食にまつわるエトセトラ
 2日目・三色の花畑と隠れた裏道
 2日目・花のカフェとお買い物
 2日目・豆乳フォンデュと花火の夜
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 3日目・朝食の素晴らしさについて
 3日目・大村湾クルーズそして出国 


ハウステンボス2005秋:2日目・豆乳フォンデュと花火の夜 [旅行記]

 明日になったらハウステンボスともお別れなんだなあと少し感傷的になりつつも、とりあえず目の前の夕食がとても楽しみだったりする人の業。

 「真藍~Saai~」は今年出来た(正確にはリニューアルかな)の新しいお店で、以前は河童という名前でした。中は大きく二つに分かれていて、割烹風にカウンターで寿司と天ぷらを食べられるコーナーと、居酒屋的に一品料理やお酒を楽しめるコーナーがあります。
 春に来た時は寿司コーナーでお寿司を食べたのですが、今回はガイドに載っていた「和風チーズフォンデュ」というのを食べたいと母が希望して、お店の人に聞くと「それなら居酒屋のほうですね」ということで、そちらに。
 もういい加減胃も疲れたよーと思いつつ、メニューを前にすると「ばんばん頼むぜっ」という心持ちになってしまうのがオソロシイところです。大体にしてからが、1日目に最初の昼食を食べて以降、ずっと「ああっ、まだ空腹じゃないのに(目の前に美味しいものがッ)」という状況が続いてきました。いやまったく、ハウステンボスは恐ろしいところですよ。酒池肉林とはこのことかと私はしみじみ思いましたですよ。

 まあそういう述懐はさておき。
 食べたもの一覧ー。

鰹のカルパッチョ。
 お刺身系を何か食べたかったのですが、盛り合わせは結構なお値段がして(ということは多分量も多いのだろうし)、どれか一つ選ぶというのもピンと来なかったので、季節のお薦め料理に入っていたこれを選択しました。ドレッシングが鰹の臭みを和らげていて、前菜にはちょうどいい感じ。

茄子の田楽。
 私は田楽が好きなのです。これは大きさ的に京野菜の鴨茄子なのだろうか?、違うかな?と母と話し合っていました。味的には鴨茄子じゃないっぽい(鴨茄子はもっと水気が少ない)気がしましたけどね。ともあれ美味しかったです。母が食べなかったので、私が独り占めさせていただきました。
 向こう側に見えているのは野菜サラダ。刺身のツマ状に細切りにされた大根のまわりに、スティック状に切ったキュウリやニンジン、大根などの野菜が盛りつけられています。後々このスティックは別の食べ方に出会うことに。

ちょっと分かりにくいですが、地鶏の朴葉味噌焼き。
 これは母のリクエストです。というわけで母がメインに食べていましたが、一切れもらったところ、赤味噌っぽい味噌と鶏のうまみが絡み合って美味しかったです。

甘鯛の一夜干し。
 普段家ではあまり魚を食べられない(家人にアレルギーがあるので)私が、発作的に食べたくなって注文したもの。鯛が好きなのですよ。甘鯛は普通の鯛とはまた違った、箸先でぽろぽろ崩れるような柔らかな身と、微かに桃色がかった美しい色と、名前の通り奇妙に甘さのある旨みがありますけれど。
 居酒屋風ということで注文したものを分け合って食べるのかと思いきや、「自分が注文したものは自分で食べる」状態になっていたため、結局これ一匹私が一人で食べることに。今晩のメインディッシュでした。

 これが母のお待ちかね、和風チーズフォンデュです。
 ガイドの説明によるとチーズを豆乳で伸ばし柚子の風味を付けたものだとか。柚子の風味はよく分かりませんでしたけど、豆乳の味はばっちりしました。普通のチーズフォンデュよりもずっと柔らかなソースで、口当たりがよくさっぱりしていて確かに和風。つける具も生麩とかお豆腐とか、下ゆでしてある野菜、エビなどあっさり系が多くてとても食べやすかったです。
 この和風チーズフォンデュ、具にプチトマトというものもありまして、「え、生のトマト?」と恐る恐る食べてみましたが、甘くてチーズにもよく合ってとても美味しかったです。思えばチーズとトマトってイタリアンでは別になんとも珍しくないというか、むしろ基本の組み合わせなのでした。
 それから先ほどの野菜サラダのスティックも、チーズソースにつけて食べてみたり。これはこれで美味しかったです。

 やっぱりハウステンボスに来ると、一回はチーズフォンデュを食べておきたいという気持ちになりますね。家でやるのはなかなか大変なものですし(焦げるから)。あと、本格的なチーズフォンデュはこのようにアレンジされていたり、つける具も丁寧に下処理されていてパンからステーキまで、様々に楽しめてよいのです。


 大量に頼んだ料理を、お互いに押し付け合いなどしつつ、それでもほとんど残さずに時間をかけてゆっくり食べていました。そうしている間に花火の時間も近づいてきたので、それまでここでゆっくりして、出たらそのまま花火を見に行こうということに。

 そんな話をしていると、従業員のお姉さんが「以前にもいらしたことありますよね」と声をかけて下さいました。確かに以前にも来たことありますが、半年前なのに覚えていて下さったのかと、ちょっと感動。当時はまだオープンしたてという雰囲気で、味は美味しかったのですけど、注文取りなどの連携はまだまだ上手くいっていない感じで、なんとなくどたばたしていたんですが、そんな中でも覚えていてくれたんですねえ。
 そのお姉さんに、冬のハウステンボスも街中がライトアップされて、あちこちに色んなクリスマスツリーが飾られて、とても綺麗ですよという情報を教えてもらいます。そういうこと聞いてしまうと、冬にも来たくなってしまいます。


 さて、時間になったのでお会計を済ませて外へ。ここはちょうど花火の行われるオレンジ広場とも近く、少し歩いただけで会場に着くことができます。

 花火ショーは正確には「HANABI in ハウステンボス」という名前で、平日でも毎日行われています。5分程度の短いショーなのですが、クラシック音楽に合わせてスモークが焚かれ、レーザー光線が踊り、音に合わせて花火が打ち上げられるという・・・小規模ながらとても楽しいイベントなのです。本当に音と演出が綺麗に組み合わさっていて、毎日やっているだけのことはあるという、円熟味を感じさせる演出です。花火も大きなものを除いては、桟橋部分の結構近くから打ち上げられますので、発射の段階からするすると上に登っていって火の花を咲かせるまで、まんべんなく目で追うことができて、迫力というか臨場感も満点なのです。

      

 またそれをみんなで知らない者同士肩を寄せ合って眺めて、終わった後は自然発生的に拍手が起こる、その空気がとても好きです。そして「よかったね」とか「もう終わっちゃったのか」という雰囲気に包まれながら、それぞれの泊まっているホテルへ、あるいは場外へと三々五々帰っていく、ホテルについたら従業員さんに「お帰りなさいませ」と迎えて貰える、そこまで含めて好きなのです。

 本当に、今回のハウステンボスとのお別れも近づいているんだなと思いつつ、部屋に帰ってまた窓の外の夜景など眺めつつ、しばしぼーっと物思いにふけり、そして電気を消してぐっすり眠りました。


「ハウステンボス2005秋」シリーズ
 1日目・その後への布石
 1日目・バラ園の薔薇たち
 1日目・ホテルとくま落札
 1日目・くま入手とパエリヤ
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 2日目・トラベルマンの旅路
 2日目・コスモスの迷宮
 2日目・ダリアの夢幻
 2日目・昼食にまつわるエトセトラ
 2日目・三色の花畑と隠れた裏道
 2日目・花のカフェとお買い物
 2日目・豆乳フォンデュと花火の夜
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 3日目・朝食の素晴らしさについて
 3日目・大村湾クルーズそして出国 


ハウステンボス2005秋:2日目・花のカフェとお買い物 [旅行記]

 その後はずーっと街の中を順番に歩いていきました。陸からハウステンボスを訪れた人と同じように、ニュースタッドをうろうろして噴水を見て、新しくできていたお菓子屋さんでグミの量り売りを買って、ミュージアムスタッドをずっと歩いて、ビネンスタッド地区まで(場内マップ)。
 ニュースタッド地区には軽食やチョコレートハウスなどのお土産屋があり、ミュージアムスタッドには各種アトラクションがあります。とはいえこのあたりの食べ物屋さんは奥(ワールドレストラン街)より安いかわりに味もそれなりで店が閉まるのも早く、どちらかというとオススメではありません。チョコレートハウスのチョコレートフォンデュなどは結構面白いのですけどねー。ミュージアムスタッドのアトラクションも、一度見たらまあいいかなという感じです。個人的に柿右衛門ギャラリーは大好きですけど。
 というわけで街並みは楽しみつつもふらふらと通り抜けました。


 それなりの距離を歩いて疲れたので、今度こそお茶しようということに。ホテル・アムステルダムの中庭で催されている花のホテルというオープンカフェに行くことにします。実はかなり行く気満々で、母に「こことかどうかなー」とさりげなく提案しつつ、「行く行く行くったら行く」とか心の中で唱えていたことは秘密です。私の本命に対する態度ってそんなのばっかり。おかげで逃したことも数知れず、くうッ。・・・いやそういう後ろを振り返る作業はさておき。母はさすがに私のことをよく分かっていらっしゃるのか、「ふうん」と言いつつさっくり従ってくれました。わーい。
 でも着いた場所は予想以上。ホテル・アムステルダムは長方形にぐるっと中庭を建物が取り囲むという形をしているのですけど、その内側に隠された庭は花であふれていました。

 
暗いアーチをくぐり抜けると、光にあふれた花の庭へ。
これはちょっと感動しました。

 ここで是非ともお茶したいんだけど、どう申し込めばいいのかなとしばしうろうろ。中に入ろうかと迷っているところで、ホテルの人が通りがかったので声をかけるとメニューを持ってきてくれました。

 母はコーヒーを、私はロイヤルミルクティーに栗の香りを付けたという飲み物を注文します。それから栗のモンブランも。

優雅なお茶会。
 これを添付して「お茶しています」と家人にメールしようかと思いましたが、一生懸命働いている最中であろう家人にそういう自慢をすると、帰る家がなくなっている危険を感じて止めました。

ふわふわの泡が乗ったロイヤルミルクティー。
 おそるおそる口を付けると泡が唇から口の中を通り抜け、とても素敵な喉越しです。お茶は温かくて、確かにほのかに香ばしい栗の香りが。

途中で買ったエッシャーの人の顔をした鳥のキーホルダー。
 だまし絵で有名なエッシャーはオランダ生まれの画家で、ハウステンボス内にも「ミステリアスエッシャー」というアトラクションや、「メタモルフォーゼ」というショップがあります。
 これは確か智恵の鳥だったような記憶があるので、春から勉強をはじめるお守りにしようと。神頼み神頼み(ちょっと違う)。

 ちなみにここのホテルにも泊まったことがありますが、とにかく部屋が広いというのが第一印象。街の中心部にあるので窓からの眺めも賑やかで、朝昼晩それぞれの街の景色が楽しめます。逆側の部屋だと海に面していて、部屋から夜の花火を見ることが出来ます。ロビーエントランスは開放的で、とにかく明るくて華やかなホテルというイメージ。


 その後はこのビネンスタッド地区にあるお土産屋の数々をぐるりとまわります。もうあまり買い物はしませんでしたが、見ているだけでも楽しいので。
 「歩くチューリップ」ことちゅーりーちゃんであふれた「ちゅーりーちゅーりー」、ガラスの小物で溢れた店内の「びーどろ」、マグカップ専門店「ヘールリックマグ」。私は数年前にここで買ったブタのマグカップを未だに愛用しています。チューリップなどの花で染めたスカーフなどを扱う「エステラ」というお店もあります。眺めているだけで楽しいのです。

こんなの(ぶたマグカップ)。

 さらにふらふらとホテル・デンハーグに向かって戻りつつ、途中でまたオークションハウス「ランガダイク」に入ります。もはやすっかりクセになっている我々。他にも毎日通っている家族連れさんもいたので、なんとなく親近感。この方々はとてもボタンを押す速度が速く、手慣れている感じなのです。
 「それにしても定価の7割引くらいになるので、かなり得だよね。一部の品物を除き、落札したそのままの値段で倍数で買うこともできるので、お菓子など安く落札してまとめ買いすればお得にお土産確保できるのではないか」という話を母とします。翌日、母はこれを実行していました。7割引でテディベアクッキーを四箱確保。さすが。

 それから「ゼーランド」という焼酎や地酒の専門店にも寄ります。私は家人へのメイン土産はここで確保することにしています。数々の焼酎が並び、オススメもあって試飲もさせてくれるのです。私は焼酎のことはよく分からないのですが、オススメに従って買って帰ったら、「美味しかった」と言われたので何かと信頼しております。

外観。


家人の好きな芋焼酎「長崎っ子」と、新酒を低温貯蔵で夏を越えさせ熟成させたという日本酒「梅ヶ枝」を。


  そのままホテルに帰って、しばらく休憩しつつ、私は買ってきたお土産品の写真を撮ったりしていました。撮影会も終わったところで、お酒などは重いので宅急便で発送することにします。外にある宅配所はもう閉まっていましたが、ホテルでも箱を売ってくれて発送まで取り扱ってくれるのでそちらで頼みます。
 これで何となく肩の荷を下ろした気分になって、さて晩ご飯を食べに行こうかということになりました。


「ハウステンボス2005秋」シリーズ
 1日目・その後への布石
 1日目・バラ園の薔薇たち
 1日目・ホテルとくま落札
 1日目・くま入手とパエリヤ
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 2日目・トラベルマンの旅路
 2日目・コスモスの迷宮
 2日目・ダリアの夢幻
 2日目・昼食にまつわるエトセトラ
 2日目・三色の花畑と隠れた裏道
 2日目・花のカフェとお買い物
 2日目・豆乳フォンデュと花火の夜
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 3日目・朝食の素晴らしさについて
 3日目・大村湾クルーズそして出国 


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