SSブログ

Sound Horizon Concert Tour 2006 『Roman ~僕達が繋がる物語~』 [音楽]

 さる12月6日に大阪・なんばHatchで開かれた、コンサートという名のライブに行ってきました。
 私は京都出身で途中兵庫県民になり、今また京都人をやっておりますが、大阪という土地はことライブに関しては大変によい土地であると思っています。やるからにはとことん楽しんでやろう、受身じゃ駄目、バカになったもの勝ちというノリを大変に感じて、それはエンタテイメントに対する自分の考えと、とても通じるところがあるのです。
 しかし大阪には欠点もいろいろあります。ことライブに関していうならば、大阪というのは大変に複雑な都市であるということです。碁盤の目で育った京都人にとって、あそこはまさに迷路。縦横無尽に張り巡らされた地下街は、この街に都市計画という言葉はないのか…ないんだろうなという思いを、いつも抱かずにはいられません。いつか地盤沈下すること確実です。
 というわけで、初めての会場に行くときはいつもたっぷり余裕をとって家を出ることにしているのです。

 以下、ライブの内容を含め詳細なネタバレをしておりますし、Sound Horizonに興味のない方にはあまり意味はないだろうなというレポですので、ご了承ください。
 ちなみに某所の掲示板に投稿したものを、さらに加筆再編集しております。


 そのように複雑な大阪なんばの地下街を抜けながら、なんとか会場にたどり着きました。今回の会場はそこそこ大きいおかげで、案内板にも名前が出ており、そのことにも助けられました。
 Sound Horizonも順調に出世?しているんだなあ、いいなあと思いつつ。ただあまり売れすぎると今度は距離が遠くなってしまうであろうことに、なんとなく寂しさを感じる複雑なファン心理。

 とりえあず会場の入場はスムーズでした。かつてないほどスムーズでした。会場にはコスプレした人もちらほら。今回は全席指定であせる必要もないので、まずは物販ブースに行きます。売り子のみなさんが頭に茶色い頭巾をかぶった村人風の格好をしていて、お金かかっているなーと感心します。
 買ったのはクリアファイルとかポストカードとか、実用系を。携帯ストラップもデザインがよかったので、突発的に購入。ただしストラップとしてではなく、ペンダントに加工して使う予定です。普通にペンダントもあったのですけど、デザイン的にこっちが好みだったのです。
 4mくらいありそうな縦長の旗が4旗くらい、これもスタッフさんが支えていて雰囲気を盛り上げます。淡い緑が基調の薄手の生地で、そこに白くSound Horizonの紋章がかかれている綺麗な旗でした。これをポスターくらいの大きさにして、壁掛け用のタペストリーにしてくれたら、3000円までは出します。

 入り口では招待状と仮面が配られました。そうなんですよ、仮面なんですよ。もちろんプラスチックの簡素なやつですが。これで国王陛下の戴冠式をするらしい。…なんだか、いろいろと突っ込みどころありすぎです。
 もらった仮面の色がまた、薄い灰色がかった紫という微妙な代物でして。ただでも怪しいのに、よりによってこの色かっ、せめて赤とか。黒とか。などと、ぶつぶつ思っておりました。
 会場内で座っているとお姉さんの声でアナウンスがあり、「幻想世界の移動王国を地上世界へと転移させ…」などと言われ、さらに微妙度倍増。わかりました、ちゃんとやりますから、ライブのためならばとか、臣民にあるまじきことを考えます。
 しかしそこは大阪人、会場からは適度にくすくす笑いが漏れつつ、近くのお姉さんたちは仮面を付ける気いっぱいで、「元から仮面の人(アビスのコスプレ)はどうするんだろう」「それは自前でいいんじゃない」「やっぱり仮面は自作してくるべきだったね」などの会話が漏れ聞こえ、ちょっと気分回復。そうですよね、やっぱり楽しまないと。と思っていると、アナウンスのお姉さんが言葉噛んだりして、いい感じに空気がゆるみます。


  そしていよいよ開演。予定時刻の5分すぎくらいだったかな。順調です。
 まずは戴冠式。いきなり、今回国王となられますところの、われらが幻想楽団Sound Horizonの領主Revo様が横から入ってこられたので驚きます。会場を見渡すと、さっき入り口にあった旗やその他を持った村人姿のスタッフさんがしずしずと歩いていて、おお、なんだかすごいとあっさり空気に飲まれます。単純です。
 舞台の上には怪しいサングラスをかけた男性、じまんぐが現れて式を仕切ります。戴冠式は舞台の奥にしつらえられた玉座の前でやったので、端のほうに座っていた私からは微妙に見えにくかったのですが、式は今回のアルバムテーマにあわせフランス語で行われました。それを逐一じまんぐが訳していきます。おお、ちゃんと台詞覚えているんだ、すごい、などと失礼なことに感心します(じまんぐは歌詞しょっちゅう間違えることで有名です)。
 ところで領主あらため陛下がかぶったそれは、王冠というか法王冠ではないのですか。
 さらに天井から白銀のギターが降りてくる。…すげえ。

 ま、さくさくと進行したところで、ステージを薄いスクリーンが覆います。そこに映像や文字が映し出される仕組みです。Elysionでもやっていた演出です。しかしそれはDVDで見たのみ。今回生で「Roman」などの文字を見るとやっぱり感動しました。


  最初は、朝と夜の物語から。まず菫と紫陽花の、二人の人形の格好をしたYUUKIとKAORIが登場。 生で見るとやっぱり可愛いなあなどと思います。彼女たちが最初の出だしを歌ったところで、いよいよ謎の歌い手イヴェール登場。…ま、あの、領主様なんですけどね。私は事前情報で知っていましたが、知っていただけに、知らない人はどう思うのだろうかこれ、領主様だと気づくのだろうかとか、そっちが気になりました。だっていきなり声ひっくりかえってるしー。が、がんばれ。
 ロボットダンスを踊る人形役の二人を従えて、踊りながらギター弾きながら、アドリブで会場に向かって叫んだりして、とにかく気合を感じます。ただ、声がひっくり返っているのでわからないですよ。大阪の部分だけは分かりましたけど。こ、こう、微妙に煽りのタイミング外れているんですよね。いや、そういうところも好きなんですけどね。
 途中、前髪を下ろしたカツラが邪魔でギター弾くのに支障が出たらしく、歌いながらいきなり「あ、見えない」などという一言が聞こえたり。が、がんばれ、領主様。
 …こう書くと、なにか駄目駄目なオープニングに思えますが、会場はすごく盛り上がったのです。我らが領主様はそういう方なのです。

 続いて。じまんぐに「座るものは座れ」と言われ一度は座ったものの、イントロが始まるとやっぱり立ち上がる会場。大阪です。もちろん自然と手拍子も起こります。
 終わると再び紗幕がひかれ、この紗幕、黒い道化師の格好をした踊り子さんが引いているのですが、軽やかに踊りながら退場する彼女を追いかけて、(自分も踊りながら)じまんぐ登場。今回は胡散臭い賢者の格好をしています。モノクル眼鏡が素敵ですが、ジャケットやチョッキは穴あきまくりで想像以上にみすぼらしい格好です。なお、横山ノックを倒して大阪は制圧したらしい。

 見えざる腕。着替えたKAORIとYUUKIが登場。KAORIは赤と黒のロングドレスで、赤い羽根の長いショールをまとっています。YUUKIは白いレースの肩掛けつきの、黒と白のミニドレス。膨らんだスカートが可愛いです。しっかり踊りながら歌ってくれるのが嬉しいです。
 呪われし宝石。REMIが黒い羽根扇子を持って優雅に歌います。舞台の中央には、宝石の原石が置かれているのですが、これが台座ごと回転しているのが判明。おかげて光をきらきら反射して綺麗なのですが、見つめているとなんとなく笑えます。
 それまでも後ろでそっとギターを弾いていたりしたイヴェールが、舞台袖から再び登場。宝石を掘り出した男の役なのですが、石を取って、腰の後ろを通してまわしてみたり、茶目っ気を感じます。見ているこっちは「名古屋で落とした」情報により、はらはらしましたが。 そして彼のパート、KAORIとYUUKIを従えてちょっとだけ歌うところがあるのですが、見事に歌詞忘れる。途中無音になっていました。「やっぱり…」とか、なんとなく思ってしまったのは秘密です。そのような領主、じゃないイヴェールをどつき倒す歌姫たちがいいツッコミ役に見えました(そういう劇なんですけどね)。
 けれどもREMIは役者です。他の二人のように派手に踊ったりはないのですが、宝石の化身として存在感充分でした。赤い布を口に巻いて見るからに怪しい盗賊役のIkeに宝石が奪われるところでは、銃を突きつけられながら嫌そうに眉をひそめ、そして「ま、仕方ないわね」という感じで彼についていくところまで、よい劇を見させてもらいました。


  星屑の革紐。盲目の振り付けをしながら歌うYUUKIと、その周りを踊る黒犬役のダンサーさん。今回のダンサーさんはクラシックバレエの人らしく、私も昔バレエを習っていたことがあるので、おおーと思いながら見ていました。
 YUUKIも盲目の振り付け(頭の方向は変えずに、手だけで反応するとか)は結構難しいと思うのですが、歌いながらちゃんとこなしていました。きちんとストーリーを表現するダンスをしながら、綺麗に歌っていてすごいなというのが第一印象。
 他の曲もそうですが、きちんとストーリーにあわせて細かいことやっているので、DVDで見るのもまた楽しめる類の舞台である気がします。…DVD出るのかな。たぶん、追加公演を収録して発売する予定だと思うのですが。ぜひ、発売していただきたいのですが。

 緋色の風車。前回の領土拡大ライブで初披露され、その後マキシシングルにも収録された一番なじみのある曲なので、やっぱり盛り上がりました。語りの部分でじまんぐも登場してさらに盛り上がります。コーラスとしてYUUKIとREMI、領主様も相変わらずそっとギター弾いて参加しているので、RIKKIさん以外の主要メンバーがここで初めて舞台上に集結したわけです。
 そのことに気づいておおーと思っていると、KAORIが「最後は一緒に歌おう」と叫んでくれました。ナイスタイミング。 「まわーるまわーる」と最後のサビを全員で合唱。前半最大の山場でした。歌っている内容が「次は逃げーずに、…共に散ろう!」な歌詞であることは、この場合、盛り上がりに一役かっていると言っていいものでしょうか。

 ここでまた紗幕がひかれ、おもむろにサングラスをかけたイヴェールこと領主様登場。エビスはフランスに飛ばしたネタを披露。中途半端にじまんぐからパクッてます。それからフランス語講座と題し、Revoの元に「(歌詞の中で)『よく似た色をしたイエーイ』って何ですか?」という質問が複数きていると説明。会場笑います。あれはイエーイではなく、ピエール(と聞こえたが詳細不明。英語でいうjewelかな)ですと説明されるも、それがどういう意味なのかはおっしゃられず。それは講座になってないですよ、領主様。
 「ま、イエーイでもいいよ」 「カラオケ入ったらイエーイで歌って・・・カラオケ、入るといいなぁ。うん」 そんな感じでまったりと。 舞台袖から合図があったらしく、名残惜しいが早々に切り上げて退散。


 続いて、天使の彫像。まさにじまんぐオンステージ。 これまでずっと起立して手拍子をかかさなかったお客さんが、ここでは座って物音一つ立てずに聞き入る姿は圧巻でした。
 じまんぐは片方だけ肩にかけるタイプのエプロン姿。子供にも会えず、年老いた彫刻家が命を削って彫像を彫っていく姿を演じながら、素晴らしい歌声が響きます。舞台に用意された白い布をかぶった彫像(中で人が演じている)が、徐々に人型になっていくのですが、それを照らす白い光と、左右のスクリーンに映し出されている窓ガラス。
 最後に力尽きて倒れるじまんぐの姿は多少オーバーな気もしましたが、もはやそこに突っ込めない雰囲気を作り出していました。まわりからは鼻をすする音も聞こえます。私もこの曲は大好きなので、とてもよかったです。ああ、やっぱりDVDでまたじっくり見て聴きたいなあ。

 美しきもの。また紗幕が引かれ、そこに映像を写しながら裏側に立ったYUUKIにスポットライトがあたって、スタンドマイクで歌う演出です。やっぱり今回のYUUKIはいいです。じまんぐとこの後のREMIという実力派にはさまれても、負けていませんでした。もちろん歌唱力は及ばないところもありますが、それを若さとして感じさせるだけのものになっていました。途中でハーモニカも披露して、これも多少のつたなさがむしろ演出のようでいいのです。

 歓びと哀しみの葡萄酒。今度は紗幕の前、舞台向かって右側の袖にREMIが立って歌います。幕にはまた、ブドウやワイン、仮面などさまざまな映像が写ります。REMIは相変わらず立ったまま手の動きだけで優雅に空間を作り出していて、思わず見入ってしまいました。
 このあたりの一連の演出はとてもよかったです。客席も座ってじっくり聞くモードで、彫像を除いて手拍子だけは入る状況でした。


  というわけで、それぞれに味のあるしっとりバラード3曲が終わったところで、いよいよ黄昏の賢者です。みな足の休憩も終わり、曲も始まる前からいっせいに立ち上がります。ここで盛り上がらずにどこで盛り上がるんだという勢いです。
 おもむろに舞台に用意される無骨な木の長椅子。そして登場するステッキを持った胡散臭い賢者じまんぐ。お嬢さんをナンパするという内容なのですが、なぜかギターのjakeや領主に声をかけに行っています。特にjakeにはあっさり振られる、その振られっぷりが素敵でした。
 最初からみんなノリノリです。それでも例の決め台詞のところでは手拍子が止まるのもさすがです。そして「来い」という会場の空気に対して、ばっちり決めてくれるじまんぐ。最高。CDを聞いたときも思いましたが、やっぱりこの曲はロックだなあと。照明の華やかさがそれを彩ります。もちろん歌詞も大好きです。
 長椅子はなんのために置かれたのかよく分かりませんでしたが、 賢者のぼろぼろの上着掛け(ちなみに帽子もチョッキもぼろぼろ)や途中なぜか登場したIkeが座っていました。途中ばっと決めたところで、帽子がぽとっと脱げたのも見逃せません。それも演出なんじゃないかと思う絶妙なタイミングでしたが、じまんぐはしっかりその後かぶりなおしていました。そんな姿はちょっとかわいい。

 さて、長椅子も片付けられ、11文字の伝言。RIKKIさんはすごいです。歌声がCDとまったく同じクオリティです。舞台には大量のドライアイスがたかれ、それが客席までも覆ってきて、全体が青に沈む幻想的な雰囲気。
 終盤では背後に他の歌い手や踊り子たちが、静かに出てきました。二人の人形も再び登場し、赤ん坊を受け渡しして、最後には玉座に座らせるという演出。

 その後、紗幕が引かれ舞台は暗転、と思ったら曲が続いていくので拍手ができなかったのが少し心残りです。そして照明仕込みの本を開き、賢者が語りかけます。「諸君らのロマンを聞かせて欲しい」と。
 ラーラララーという感じで、みんなでテーマをハミング。再び幕が開き、両側のスクリーンに朝夜の歌詞が映し出され、イヴェールと二人の人形と共に再び朝と夜の物語を全員で合唱。


 そして皆さん退場して、アンコールタイムです。かなり盛り上がっていたので、熱心に手拍子しつつ、誰かがロマンのテーマを再び歌い始めます。最初は「えー歌うのー?」という感じのくすくす笑いももれていましたが、辛抱強く歌声は続き、いつの間にか皆で合唱していました。
 それなりに疲れているし喉も痛いのですが、頑張ります。青い照明が残る空間で、「らーらららー」とひたすらに歌い続ける会場。今回、一番幸せな時間だったかもしれません。

 明るくなって再び領主たちが登場。それではいつものヤツいってみようということで、澪音の世界
 相変わらずじまんぐも領主も歌詞が怪しいのですが(何回も歌っているのに)、もはや気にされない雰囲気で、客席からも合唱。エレキバイオンリンのソロがかっこいいです。
 この曲は毎回、「じまんぐの世界」だの「Revoの世界」だのタイトルが変わるのですが、じまんぐが「そして今回は・・・」、領主「今回はなんだ?」、おもむろに両手を垂直にのばすじまんぐ。「くろす・・・」、それに対して後ろから抱きつく領主。ガッて感じであまりにぴったり抱きつくので、客席からは黄色い悲鳴があがるし、どう反応してよいか分かりませんでした。
 …いえ、いっそ、もっと色気のある抱きつき方してくれたら、心置きなくキャーなのですが、すがりつくような感じでへろっと抱きつくものですから。そのわりに、なんだか妙に密着度は高いし。
 で、タイタニックなんだね、ということに。テーマを歌いだしてみたり。そしてさらにその後ろから、ほいほい近づいていって抱きつくjake。なんて空気の読める男なのだ、と感心しました。

 その後領主は、アンコールのロマン合唱に感動したと言いつつ、客席にピックを投げます。これがまた、見事に飛ばないのです。二階まで届けというが、それどころではありません。
 あまりにへろへろなのでかなり力んでもう一度投げましたが、見事に落下。そこにほいほい近づいて顔を寄せるjake。「なんでも、投げ方にコツがあるらしい」と領主。
 jakeが人差し指と中指でピックをはさんで投げ方を披露します。これがまた綺麗に放物線を描いて飛ぶのです。もう一度コールに答えてもう一度。それを羨ましそうに見ていた(推定)領主は、jakeに近づき、かなり真剣にピックのはさみ方を教えてもらいつつ、再挑戦。・・・いまいち。
 客席はピックが欲しいので煽りまくります。領主も、「Revoはもうこの後ギター弾かないから」といいつつ、ありったけを投げることにします。このあたりがもう、我らが領主様の素敵なところなのです。
 それでもやっぱり上手く飛ばず、「追加公演では二階席まで飛ばす!」という捨て台詞、じゃない、抱負を述べてピック投げ大会は終了。
 会場的にはいい思いさせていただきました。私個人としては、すぐ前の人がピックをキャッチしたので、羨ましくてたまりませんでした。


 「変な空気作ってしまって、RIKKIごめんね」と領主が謝りつつ、RIKKIさん登場で神々の愛した楽園を。難しい曲なので手拍子がなかなか合わないところで、後ろの階段に座ったIkeが指導をしてくれます。何度か転調していくたびに、きちんと適切な手拍子を教えてくれます。おおー。
 というわけで、彼が「ベルアイル」と歌うところでは一斉に拍手が起きました。

 歌い終わったところでメンバー紹介。仕切りは領主様、ということで、相変わらずぐだぐだです。
 みんないろいろネタをしてくれて楽しいのですが、今ひとつテンポが微妙なのですよね。…領主様は、なんというか、本格的にライブに弱いというか、空気を掴むのが下手。いちいちタイミングが悪い。ああ、でもそんな領主が好きだ。
 ただセカンドバイオリンのお姉さんの本名忘れたのはお気の毒でした。通称らしい「助教授」を連発しておられました。寂しそうにスネているお姉さんは可愛かったのですけれども。頭をお団子にして、綺麗な造花をつけた美人さんだったんですよ。
 jakeはまたピック投げていました。それに対抗したそうな領主に対して、舞台袖からピックを持ったスタッフさんが登場。おおー。
 さらに最後に領主の名を呼ぶところでは、じまんぐが散々盛り上げ、客席もRevoコールをして、さあというところで「あ」と手にしたアコーディオンのコードに足をひっかける領主。…。じまんぐも盛大にコケていました。会場からの「かわいい」コールに対し、「最近調子にのっておる」というじまんぐの言葉。「演出だよ!」とほとんどやけくそのように領主は叫んでおられました。…かわいい。

 どうしようもなくぐだぐだで終わったところで、本人たちも「ぐだぐだですな」と言いつつ、終端の王と異世界の騎士を。
 このタイトルを言うときにじまんぐが妙に呼吸をとったのは、間違いなく度忘れしていたに違いありません。「演出だ!」と本人は主張しておられましたが。ぐだぐだです。
 もちろん曲はしっかり歌います。左右のスクリーンではPVも流れていました。FCイベントでも一度見ていますが、今回はもっとステージをダイナミックに使って、それぞれ端に行ったときには客席に手を振ったりと、かなりこなれた印象を受けました。がちがちに緊張していたステージ初披露を見た者としては、そんなところも感慨深いのです。
 そしてさりげなく、いや、かなり邪魔げに賢者が3人の歌姫の間を踊りぬける。

 「なんか踊っていたね」と領主にいわれつつ、ここでじまんぐと歌姫からサプライズプレゼント。これを知らされた領主は、最初自分がプレゼントをもらえると思ったらしく、何がもらえるのかせっせと考えていました。・・・実際は、お客へのプレゼントだったんですけどね。領主様ー。
 内容は、座席にあらかじめ歌姫たちがメッセージを隠してあって、そこの座席番号を順に発表していくというもの。メッセージをもらった客は、その場で大声で読み上げることを要求されます。
 YUUKIからが「愛、夢、希望を忘れずに」。KAORIからは、えーと、忘れてしまいましたが歌の一節。「これが一番好きなんです」と言っておられました。「KAORIのために書いたんだよ」とご領主が言うも、あっさりスルー。 REMIはフランス語で、読み上げるように言われたお客が懸命に読みあげます。意味は「ワイン、そして私の人生」だったかな。セレブキャラに対して、おおーという声があがります。「REMIにワイン飲ませた甲斐があったね」と領主が言うも、やはりスルー。RIKKIさんは沖縄の言葉で「今日は来てくれてありがとう」。 じまんぐは領主からもらったピックに自分のサインをいれたもの。それから「ロマンのR、RevoのR、そして11文字」ことR-11の席にも何かプレゼントがあって(ピックだったかな)、ご領主からもお言葉をどうぞということになりました。
 「言うことは一つだ、そこにロマンはあるのか!?」と高らかにうたっておられましたが、それは贈る言葉なのでしょうか、ご領主。


  これでかなり時間が押してしまうも、もう一度のアンコールコールでみんなが出てきて、最後に歌うのはやはりあの曲。
 しかし時間がないので今回新しく作った振り付けどうしますかということになり、「なしでいいんじゃない」と領主は言うも、「えー」という客席の声に、YUUKIが率先して「手早くやりましょう」と言ってくれました。
 そしてアカペラで「はーべすと、はーべすと」の部分を歌いつつ、振り付けをやってくれます。二回目は早回しで歌いながら、もう一度。
 そしてもちろん首刈りコマンド→↓もするぜと確認したところで、みんなでYield
 一斉に「それでも私は幸せになりたいのです!」と叫び、最後には振りつきで「嗚呼、でもそれは首ーじゃなーいかー」と歌う。これがSound Horizonの世界です。

 そして解散。名残惜しげに徐々に散っていきました。終演を告げるアナウンスでお姉さんがまたしても噛んでいたのが印象的です。

 会場から出て、ふっと現実に戻ったところでがくがくに疲れた足を感じつつ、時計を見たら3時間も経過していて驚きました。相変わらず密度の濃いステージでした。
 浮世を離れて、幸せな時間をすごさせていただきました。Sound Horizon大好きです。1月の追加公演も楽しみです。

 そ、その前に、本1冊の要約を完成させねばならぬのですが。…これが現実。

公式サイト:http://sound-horizon.net/
事務所公式:http://www.soundhorizon.com/


5th story CD「Roman」

5th story CD「Roman」

  • アーティスト: Sound Horizon
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: CD

 

 

少年は剣を・・・

少年は剣を・・・

  • アーティスト: Sound Horizon, Revo
  • 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2006/10/04
  • メディア: CD




Sound Horizon「Roman」シリーズ
 「Roman」:複雑にして純粋な音楽 / 06.11.25
 Sound Horizon Concert Tour 2006 『Roman ~僕達が繋がる物語~』 / 06.12.8
 Sound Horizon Concert Tour 2006-2007 『Roman』追加公演 / 07.1.7
 「Roman」ブローチコレクション / 07.1.7
 「Roman ~僕達が繋がる物語~」:違う道を来たりて至る / 07.5.5


nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 4

りう

はじめまして。りうと申します。

ライブレポ。楽しく読ませていただきました。
爆笑いたしました。
私は5日の名古屋に行ったのですが…

大阪もいきたかったっ!!領主様(今は国王様)のピック投げがっ!
その時のライブがDVDになったらいいなぁ…と思う私です。
(読んでいる間に何度「可愛い」を連呼しましたか…)

書いてくださり、ありがとうございます。
by りう (2006-12-13 22:39) 

Aa

はじめまして、りうさん。
コメントどうもありがとうございます。
陛下は・・・可愛い方ですね。大阪では、陛下が「賢者」を歌いながら、みんなでゆらゆら踊るという謎の時間もございました。
DVD、出たらいいですね。というか、追加公演ではきっと演出にさらに磨きをかけて、それをDVD化してくれるものと信じています。
ただ、収録があると思うと陛下がいつも以上に力んでなにか仕出かさないかと、それが楽しみ、いや、心配です。
by Aa (2006-12-13 23:55) 

ゆらり

こんばんは、初めまして!
大阪公演のレポ探してて辿り着きました。
12月の公演は参戦したので、懐かしく読ませていただきました。

ところで。なにやら覚えのある会話。開場前の、仮面付ける気いっぱいな一群は、もしかしたら私かも知れません……
お近くの席でしたら、妙なノリでお目汚し失礼しました。
追加公演には参戦出来なかったのですが、参加するツレに『にわかせんぺい』持たせました!(ローカルネタで申し訳ありません)

東京での追加公演がDVDになるとか。楽しみにしつつ、思い出のよすがにまた訪ねさせていただきます。ありがとうございます。
by ゆらり (2007-01-10 21:20) 

Aa

アンシャンテ! はじめまして、ゆらりさん。
舞台向かって右側の前のほうだったら、そうだと思います・・・。
こちらこそ、何か勝手にネタにしてしまって申し訳ありません。

私もライブは立って踊って思いっきり楽しむのが好きなので、あの一帯は前のほうのノリのいいお兄さんたちといい、とても居心地のいい空間でした。FC席だったんでしょうかね。

一人で行動するタイプなので、いつもライブには一人で行くんですが、またお会いできたら、是非ご挨拶させていただきたいなと思います。
もしmixiもされていたら、亜々で検索かけてくださいませ。
陛下が結んでくださったこのロマンに感謝しつつ。
DVDも楽しみです。
by Aa (2007-01-10 23:15) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。