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M氏事件に関して -清算のためのインタビューを- [ブロガー懇談会関連]

 昨年行われた民主党懇談会の出席者M氏がオウム(現アーレフ)信者であったという件が、写真週刊誌に掲載され、氏はそれを抜きにしても有名ブロガーであったため、ブログ界隈でも大きな話題になりました。
 ところが私は不覚にも、この3月はまず院入学の書類揃えと準備、それが終わったら要望書提出のための文章づくり、かと思えば当のアーティストがメンバー脱退騒ぎ、さらにリアルでも旅行の計画などあり、他方に気を取られていたため24日の朝になるまでこの件に気が付きませんでした。
 まったくもって不覚ですが、民主党懇談会参加者の一人として、どうしても無視する事が出来ないので、ここで自分の意見を述べたいと思います。遅きに失したとはいえ、どうかご容赦下さい。

 まず前提ですが、私は松永氏とは当日始めて会いました。ただしその後2度ほど電話でお話する機会があり(それは用があってこちらからかけました)、ついでにmixiにも誘っていただいております。メール(メッセージ)のやりとりは、合計で5回に満たないほどでしょうか。
 まあ知人には間違いありませんが、友人かといわれるとどうかなくらいのお付き合いです。しかし知人には違いありません。


 さて今回の件に関して、私は遅参者ですが、遅参なだけにこれについて書かれた主な記事は大体読ませていただきました。
 GripBlogさんに関しては、非常にまずい対応をされたし、今もそれが続いているという印象です。
 松永氏については、氏なりに説明しようとしておられる姿勢はまず評価します。ただし彼は当事者であり、さらに文章巧者であることも考えています。しかし氏についてはこれ以上のことは、ご本人としては出来ないだろうと思っています。
 さらに両者共に現在病気を抱えておられることを理解しています。私自身、病気持ちなので思うのですが、こればっかりはどうしようもありません。精神力があれば肉体は克服できるってのは嘘です。肉体こそは精神を裏切るものです。ま、それはさておき。

 コアな件に関してですが、民主党懇談会に松永氏が出席されたことについては、泉さんに道義的責任以上のものがあったとは思わないし、これはネット内(またオフ会)で予想されうるべきリスクでしょう。責任を負うとすれば、その場の出席者全員が平等に負うものだと考えています。
 松永氏については、現役信者の状況で参加されたのは軽率であったと思います。気持ちはすでに教団を離れていたならなおさら、ここは筋を通すべきだったでしょう。

 その後の対応についてですが、色々ありますが、すでにたくさん述べられていること。私は自分が今一番言いたいことだけを言います。
「GripBlogは松永氏にインタビュー取材をすべきである」。

 泉さんが記者であろうとするならば、ここは正念場でしょう。相手が知人だろうか友人だろうが自分も当事者だろうが、やってみせるべきです。そのことによって始めて、泉さんと松永氏の関係について、公式な発表とすることができるのです。これはご自身を守るために必要なことでもあります。
 松永氏についても、氏はすでに自ら多くを語っておられますが、自分一人で語るものはどうしても「保身」というラベリングを外すことは出来ません。他者を入れてこそ始めて、そこに客観が生まれるのです。
 つまり、これは泉さんにとっても松永氏にとっても利益になると考えます。と同時に、松永氏とGripBlogにとってはこれが総括になるのです。これ以外の道はありません(そこまで断言します)。

 どうして出来ないと言われるのか。泉さん、どうかその理由をお聞かせ下さい。TBでもコメント欄でも、どうしてもというならメールでも構いません。ただ出来れば公開の形であるほうが、よいとは思いますが。


 私は人の過去は問いたくありません。それなりに生きていれば人は誰しもスネに傷を持つ身です。私だって高校中退で大学も病気で半年休学半年留年、ネット上でエロ小説書いたこともあります。
 その人は過去ではなく今で評価されるべきというのは分かります。ただ人は過去を背負わずに生きることも出来ません。私はこれからも「どうして高校中退したの?」とずっと問われていくでしょうし、それに答え続けていくでしょう。
 過去は清算した上で、さらに負うものです。松永氏が清算(脱会)しきれているのかについて、私は確信を持ちません。現役信者で懇談会に参加したというあたりもどうしても引っ掛かります。しかし宗教からの脱会ということの難しさも同時に忘れるつもりはありません。

 ここでオウム(現アーレフ)に対する考えも表明しておきます。
 私はオウムには破防法を適用すべきだったと今でも考えているような人間です。今でもアーレフは危険な団体だと思います。公安には絶対に監視の目を外して欲しくありません。
 それはそれとして、アーレフ信者に対する一般人の反応にも首をかしげる部分はあります。例えば信者の子供が学校に通えない件。一般の学校に通えないとすれば、信者の子供はどこで学べばいいのでしょうか。何よりどこで一般との接点を保ち続けられるのでしょうか。危険な団体を殻にこもらせれば、それはかえって危険を助長します。
 アーレフの団体としての危険性と、それを構成する一人一人の危険性は分けて考えるべきというのが私の考えです。そうやって一人ずつ切り崩していくことしか、カルトに対する長い戦いの方法はないと考えています。
 その視点から、私は松永氏が過去を清算しようとなさるなら、積極的にそれを応援したいし、また信じたいのです。

 そのためにも、Grip Blogさんが松永氏に今からでもインタビューを行う事。私はそれを求めます。

 これをもって、一応この件に関する私の意見表明とします。


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