自民党ブロガー懇談会：質疑応答・障害者支援、世襲と公募：tracker's burrow：SSブログ

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自民党ブロガー懇談会：中川議員の話、女系..｜自民党ブロガー懇談会：質疑応答・IT教育.. ブログトップ

自民党ブロガー懇談会：質疑応答・障害者支援、世襲と公募　[ブロガー懇談会関連] [編集]

　引き続き、質疑応答を記載していきます。これらはすべて私がノートにとった事柄を元に再構成したものであり、事実誤認は記憶違いがあるかもしれないことをあらかじめお断りしておきます。
　ネットコミュニケーションの視点でも一問一答が記録されていますので、そちらもご参照ください。

　次に質問に立たれたのは、Hotta Worldの堀田さんでした。題は障害者福祉に関して。ご自身のブログにもそのやりとりが詳しく記載されています。
　障害者自立支援法案に関して、「老人介護と違い障害者の場合は介護する側の親の方が先に亡くなってしまう。例えば現在でも１ヶ月働いて１万円にしかならない場合もあったりするが、障害者側がお金を払って働かせてもらうという状況になる懸念はないのか」という質問。

　それに対して中川議員は「私はその分野は非専門ですが」と断った上で、「障害者の施設にも税金は使われている。年金や医療の財源は天から振ってくるわけではない。介護保険の老人でも、障害者は障害者であるという見方もできる。今はノーマライゼーション（障害者も健常者と同じく当たり前に普通の生活がおくれる社会）を目指して取り組みがされているが、「みんないつかは障害者」という考えをしている。
　障害者自立支援法案についても、一方的に負担を被らないように条件をいろいろつけている。今の政策にご理解いただきたい」というものでした。

　続いて根本議員も発言され、「これまで負担を取っていなかったところからも負担を取るようになったことに対し、多くの議論があった。これからも検討していきます」とのこと。

　このあたりはまさに「小さな政府」の問題点を突いた質問だったと思います。答えでいきなり「財源は天から振ってくるわけではない」と出てきたのは、まさに本音であったとも思いますが、障害者自身の立場に立ってみれば、この応答はどうだったかな、と。

　続いて岡山から来られたという方が、「岡山では伝統的に自民党が強かったが、今回５つの選挙区のうち２つを民主、１つを造反議員が取った。それには市長が市政を放り出して立候補したことや、橋本元総理の世襲問題も大きかったと思う。世襲をどう考えているのかお聞きしたい。また今回候補者の公募が行われたが、この選別は正しく機能したと思いますか」という質問を。

　根本議員はそれに対して、「今回の選挙は小泉マジックと言われているが、そうではない。前回参議院での反省があり、安倍晋三幹事長（当時）も責任を取って幹事長代理に更迭された。しかしそれによって現場に降り、世耕さんや根本さんのような中堅の議員を集めて多くの検討を行った。ノウハウの蓄積も行ってきた。
　参院選では比例は民主党の方が多かったが、東京都議選で逆転出来たのは、こういう反省からの積み重ねが大きかったと考えている。
　世襲については職業選択の自由というものもあり、禁止は出来ない。しかしなるべく公平に、透明性の高い候補者選択のプロセスを行っていきたいと考えているし、それはコンセンサス（合意）になりつつある」という答え。

　また世耕議員も（この方ご自身、世襲議員（伯父さんの選挙区を受け継いだ）ですが）、「自民党は空白区が出来たら公募でするという形を取っており、その選定については中央で管理している。今回は急な選挙で行き届かない点もあったが、26名の公募のうち22名が通ることができた。今後も公募は続けていきたい」と発言。

　根本議員が再び、「公募についてですが、まず作文を書いてもらい、中立、公平、客観的な視点でみんなで議論して選んだ。そうしたらきちんと選べる実感があるというか、実際問題としてきちんと（候補者に）順番をつけることが出来る」という発言を。
　これはちょっと面白いなと思いました。

　このあたりはご自身が"有能な"世襲議員であり、一方で公募で選んだ杉村太蔵議員に色々と苦労させられている世耕議員に、もうちょっと実際の立場で（建前論ではなく）伺ってみたかった部分です。まあなかなか雰囲気的にも、そういう感じではなかったのですけどね。

続きます。