切り絵:「空と海と」 [切り絵]
――ああ兄様、私たちはいつになれば会えるのかしら?
――妹姫、いつかきっと僕達は出会う。
遥か昔、神は世界を空と海とに分けた。
その狭間には陸ができ、人が生まれた。しかし神の子供達は空と海とに隔てられてしまった。
彼らは遠い未来、この世の終わりに水平線の向こう側で出会うのだという。
下の切り絵「災厄」を作った後、高熱に襲われ、「これは何かの呪いですか」と今度は「鎮め」をテーマに作ってみました。添えてある文章は以前、小説書くために作ったお話です。
・・・また悲劇か、とか、足に鎖ついているし、とか、そのあたりはツッコミどころです。
空と海をテーマにするのに、クーピーが青と水色しかないあたりも、困ったものです。前も思いましたが、そろそろ多色の色鉛筆を買うべきではないかと。それ以前に、スキャナがあるんだから切り絵というか線画の段階で取り込んで、塗りつぶしツールで塗ればいいじゃないというのは禁句です。
これは一応、字の下手な私が年賀状を量産するために作り出した手法であるからして・・・。ブログに載せているのはついでなのですよ(「災厄」みたいなのをどこに出すのかは聞かないで欲しい)。
しかしスキャナ取り込みだとまた色具合はちょっと変わるので(これはこれで好きなのですが)、一度デジタル着色もやってみたいと思います。気が向いたら。