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自民党ブロガー懇談会:質疑応答・コンテンツ、バイク、ニート [ブロガー懇談会関連]

 インターネットカフェで自ブログに書き込みして、サブウェイを探して池袋をぐるぐるまわり、途中東急ハンズに寄ったりして物が溢れている都会の素晴らしさを感じ、東京ドームに寄ってベースボールカフェでお茶して、両国に行って江戸東京博物館でぼーっとしつつ展示物を見たり持参した本を読んだり。そんなこんなで時間をつぶし、例によって開始30分前に会場である自民党本部へと着きました。

 さすがに見落としようもない巨大で有名な建物。昨日の民主党議員さんの予算の違いという言葉が実感できます。とりあえず目の前で記念写真をぱちりと撮って、入り口に3人くらい立っている警備員さんの元へ。「こんばんはー」と挨拶しつつ、「何のご用ですか?」と聞かれて「ブロガーとの懇談会へ」と言うと、「では(事務局からの)メールをプリントアウトしたものか、携帯で実物を見せてください」と言われます。私は幸いにもプリントアウトしたものを持っていましたが、これって事前には言われていないので持って来ていない人もいるんじゃないかと、ちょっと心配になりました。

 ともあれ最初のチェックはくぐり抜けて、玄関を入ってすぐのところにある受付へ。ブログ名と名前を告げて、参加者であることを示す青いリボンをもらいます。受付の事務員さんはとてもフレンドリーで、「ようこそいらしてくださいました」「今日はよろしくお願いします」とかそんなノリ。会場の場所を告げられたので、それを復唱してエレベーターに乗ります。目的の階で降りると達筆な看板が。


 とりあえず達筆だったので写真に撮っておきました。
 ちなみにこの青いリボンの他に「新規」と書かれた黄色いリボンもあったのですが、結局みんな青いリボンを付けていました。

 会場はこんな感じ。大きさ的には民主党とそんなに変わらない会議室ですが、テーブルクロスがかかっていたり、椅子にもカバーが掛かっていたり。座り方はコの字で、縦線の部分に自民党側の出席者が座り、横棒二本の部分に参加者が分かれて座るというもの。
 すでに数人参加者がいらっしゃったので、勇気を出して「ご挨拶させていただいてよろしいですか」と声をかけ、名刺を交換していただきます。この時点から民主党懇談会とは雰囲気が違うというか、あちらよりずっとフォーマルで堅い感じ。ビジネスマン同士が襟を正して会うみたいに、肩に力が入っている空気を感じます。
 参加者もずっと多いので、次から次へと人が入ってきて、その度に挨拶に出向いたり、どなたが既にご挨拶した方で、どなたがまだなのか混乱してしまったり。そんなこんなで会場をうろうろしていると、いつの間にか報道陣の方々もずらっと入ってきて、「そろそろ始めますので」と世耕弘成議員が呼びかけられます。私は慌てて報道陣の方をかきわけて、自分の席へ。
 本当に報道の方多かったですね。カメラだと十数台、TVカメラもありました。どの程度報道されたのかは知らないんですけど・・・。


 机の上に置かれていた式次第と、資料(月間自由民主、りぶるという冊子、新聞形式の週刊自由民主)。

 世耕弘成広報本部長代理と根本匠広報本部長がそれぞれに簡単な挨拶をなさり、入閣された与謝野馨前政調会長の代わりに、中川秀直新政務調査会長が出席されること、ただしちょっと遅れて入室されることが説明されます。

 そしていきなり質疑応答へと入っていきます。うお、早いというのが私の印象。と同時に、やっぱりこの懇談会は質疑応答の場なんだなと・・・世耕議員はそれを指向しておられるのだなと、感じ取ります。
 以下、私の取ったノートを元に懇談会の流れを再構築します。テープやレコーダーの類は用意していませんでしたから、メモと記憶を元にした再構成です。もしかしたら一部に事実誤認や記憶の間違いがあるかもしれません。あらかじめご承知おき下さい。コメントなどにてご指摘いただければ、修正します。

 まず、JAMESの日記のJAMESさんから「初回の様子はどうだったのですか」という質問が出ます。世耕議員はそれに対して「泉さんのブログ(Grip Blog)を見てください」という回答で、会場からの笑いを取っていました(参考、その1その2)。しかしそうなんですよねー、この会の議事録って完全にネット側にあって、それは一概に悪いこととは言えませんが、不安定ではありますし、ネットにあるものは探さないと見つからないというか、そもそも存在を知らないと探せもしないというか。
 でもその後で、一応「自由に意見交換する形で、質疑応答を中心にやりました」というお答えもなさっていました。


 次に猪塚さんが、「根本先生は政策通ということでお聞きしたいのですが、先日(仕事で)上海に行って来た、(今は色々日中で問題があるので)怖いと思っていたが問題はなかった。日中関係ではお互いが思っていることと実際の間に差があるように思われる。もっと戦略的な外交はできないものか。例えば今、日中間の感情に対して一番プラス方向に働いているのがポケモンで、問題にしているのが小泉さんだ。でもその問題は、実際に行ったみたらあまり感じなかった。もっと文化的な交流を深めることによって、中国の人を日本のファンにする。そうするとビジネスもやりやすくなって助かるのですが・・・」という話が出ました。

 それに対して根本議員は、「私も戦略的な外交はすべきだと思っている。ポケモンに代表されるような文化交流を薦めるために、コンテンツ法案(映画やアニメ等のコンテンツを世界的に広めていく事を国が支援していくという法案)も出している。文化交流によって草の根的に両国の友好をはかっていくという方法には、我々も期待している」という答えを返されていました。


 次にバイクに関するブログをやっておられる、小林ゆきさんが質問されます。詳しい内容についてはご自身のブログに書かれていますので、ご覧下さい。
 私がまとめたところでは、「高速道路での二輪車のETCがまだ導入されていない(2回延期された)問題。ETCを導入することで割引をうけられるサービスもあるのに、二輪は蚊帳の外におかれている」ということと、「駐車違反の取り締まりが強化されるそうですが、まだ自動二輪車の駐輪については曖昧な部分が多い。二輪用の駐車場が整備されているとは言えない。今日、自民党本部にバイクで来る時もどこに停めていいかで曖昧な対応をうけた」と具体例や具体的な数字を上げながら、二輪用駐車場に対する整備の遅れを指摘しておられました。

 それに対する根本議員の答えは、「高速道路の料金体系は道路への負荷によって差を付けていますから」というもの。=二輪は軽視されているってことでしょうか。それから「ETCは進めていきたい」こと、ETCについてどのような利便性が出るかを答えておられましたが、小林さんご自身が指摘されておられるように、直接的な答えにはなっていなかったなという印象です。
 駐輪問題についても、「法律というのは本来規制のためのものであって、二輪車はこれまで規制する必要がなかった(=だから法整備が遅れている)」という回答でした。

 全体として、二輪車は政治的には軽視されてきたんだなという印象。世耕議員が逆質問として「そういう二輪車の会で政治への働きかけはなさっていますか」と。小林さんは2つほど団体名をあげておられましたが、世耕議員は「今まで声が聞こえてこなかった。そのような団体があるのなら正当なロビー活動を行って、政治の方に働きかけをして欲しい」という答えを。根本議員も「そのような問題があることは今回初めて聞きました」と率直に認めておられました。
 このような小林さんのようなやり方は、この懇談会の一つの利用法だと思います。つまり正当なロビー活動の一環として、問題があることを政治家に直接訴える場として、ですね。


 次にアメーバブログを運営しているサイバーエージェント社の方から、「日曜の朝日新聞に出ていたが、ニート対策にブログを活用することについて。自分たちもそのような活動を実際にしているのだけれど(ニートにブログをつけてもらうことで、外とつながりを作るなど)、自民党はネットを活用したニート対策をどう考えておられるのか」という質問。
 根本議員は「ニートは重要なテーマで、ジョブカフェなどの対策もとっている。おっしゃるようなネット(ブログ)を活用してのニート対策は、今まで出ていなかったアイデアで傾聴に値する」と答えておられました。

 そんな感じで懇談会は進み、ここで中川議員が入ってこられます。


とりあえずの民主党ブロガー懇談会感想
とりあえずの自民党ブロガー懇談会感想

民主党ブロガー懇談会:前記・確認
民主党ブロガー懇談会:前記2・口火を切るまで
民主党ブロガー懇談会:憲法改正問題に関して
民主党ブロガー懇談会:ネットと政治に関して-先端vsド素人
民主党ブロガー懇談会:食い下がりで見えた沢山のもの
民主党ブロガー懇談会:まとめと私の考えるネットジャーナリズム

自民党ブロガー懇談会:質疑応答・コンテンツ、バイク、ニート
自民党ブロガー懇談会:中川議員の話、女系天皇問題
自民党ブロガー懇談会:質疑応答・障害者支援、世襲と公募
自民党ブロガー懇談会:質疑応答・IT教育、懇談会の意義、女性
自民党ブロガー懇談会:サンドイッチ問題?と世耕議員との一問一答
自民党ブロガー懇談会:まとめと2つの提案

自民党メルマガ/ブログ作者との懇談会:参加談一覧
ブロガー懇談会:残された宿題
ネットはネット内で完結してはいけない ~ブロガー懇談会に期待すること

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